台頭する新興国について
「新興国」という言葉には、定義として明確な基準がありません。
一般的に21世紀になってから新興国といわれる国としては中国、インドなどのアジア諸国やブラジル、メキシコなどの南米諸国など、近年経済や文化の面において発展が著しい国々が挙げられています。
20世紀においてはこれらの国の多くは、独裁的な政権が敷かれていて国際社会から孤立していたり、内戦が行われていたり植民地化がなされていた歴史から、経済の発展が大きく遅れていたという特徴があります。
ですが20世紀末になると世界的に民主化の動きがあり、それをきっかけとしてかなりのスピードで経済発展を続けています。
特に中国はその豊富な労働力を武器にして目覚ましい成長を続けています。
以前は『世界の工場』ともいわれ、日本や欧米諸国の工場が多く置かれるなど「下請け」のような位置にありましたが、今では日本を抜き、アメリカに次いで世界第2位の経済大国にまで昇り詰めています。
また、インドは英語圏であるという利点のほか理数系に強いという国民性から、優秀なIT技術者が続々と生み出され、現代社会のニーズに適応する形で経済発展してきました。
メキシコは石油産出国として外貨を獲得してきましたが、近年では自動車産業による経済発展が目覚ましく、ブラジルは鉄鉱石やアルミニウムの輸出量がそれぞれ世界第一位、第二位となっていることもあり、近年中国の発展に連動して需要が世界的に高まっていることから経済発展につながっています。
豊富な天然資源を原動力にしているという点では、南アフリカも同様です。
ただし、急激な発展にともなってやはり問題点も生じます。
経済発展の中では貧富の格差が生まれ、裕福になってきた国民は消費行動を活発化しますので食糧不足も懸念されます。
また、無計画に工業を拡大すると公害の発生にもつながります。
世界経済の主導権が変化しつつある中で、これまでの主要先進国は台頭する新興国との間でどのようにバランスを保ち、グローバルな視点から指導力を発揮していくのかということが課題となっています。
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